Intoroduction

あした浜辺をさまよえば 昔のことぞしのばるる 風の音よ 雲のさまよ 寄する波も 貝の色も ゆうべ浜辺をもとおれば 昔の人ぞしのばるる 寄する波よ かえす波よ 月の色も 星のかげも 「浜辺の歌」 作詞:林古渓 作曲:成田為三 編曲:谷口尚久

〈結婚〉をめぐる女と男の〈嘘〉と〈真実〉
女性に夢を与え、愛されてきたディーン・フジオカが、
女性の夢を破り、それでも愛される〈結婚詐欺師〉に挑戦!

 完璧なヴィジュアルに知性と優しさがにじみ出る会話、何よりも匂い立つその色気で女性たちを虜にする男がいる。彼の名は古海健児、ある時は小説家、ある時は空間デザイナーを名乗っているが、その真の姿は結婚詐欺師だ。年齢も境遇も色とりどりの女たちの愛されたいと願う気持ちを翻弄し、心と金銭を奪った途端、彼女たちの前から忽然と姿を消す。ある日、偶然か運命のいたずらか、騙された女たちが繋がり、共に古海の行方を探し始める。なぜ、彼は嘘をつかなければ生きられないのか、彼の本当の目的は何なのか? そこには、女たちの想像も願望も鮮やかに裏切る“秘密”があった─。
 古海を演じるのは、その美術品のような端正な

美貌と長身のスタイルから、まさに完璧な男と称えられるディーン・フジオカ。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、劇中での彼の死を受け入れられない日本中の女性たちの間で、“五代ロス”という言葉が生まれ、社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得した。最近では「男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング第1位」に輝くなど、その熱い支持は男性層にまで広がっている。
 そんなディーンが、キャリアの頂点を極めるために選んだのが、ずるくて、悪くて、嘘つきで、それでも愛される、大人の色気と凄みを持つ〈結婚詐欺師〉役。今までのイメージを、惜しげもなく自らの手で大胆かつ鮮やかに覆すディーンの新たな挑戦により、2017年最大の話題作が誕生した!

「あさが来た」の気鋭の演出家が、
直木賞作家・井上荒野の意欲作を映画化!

 原作は、「つやのよる」や「だれかの木琴」などが映画化された直木賞作家・井上荒野が、〈結婚詐欺〉をテーマに男女の孤独と欲望を描いた小説。父親である井上光晴の同名小説にオマージュを捧げる意欲作だ。
 監督は、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の演出でディーン・フジオカの魅力を存分に引き出した西谷真一。同作を制作中から、「ディーンさんは映画をやるべき人だと強く思っていた」と語る彼が、再びディーンと強力なタッグを組む。脚本は、「結婚できない男」、「梅ちゃん先生」など味わい深いヒューマンドラマのヒット作を生み出してきた尾崎将也。
 主人公の古海の相棒役には、NHK連続テレビ小説「まれ」の新鋭女優・柊子が抜擢された。

さらに、貫地谷しほり、萬田久子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵ら豪華実力派女優陣がスクリーンに色鮮やかな華を添える。
 オープニングシーンで、ディーン扮する古海が歌うのは、大正時代の唱歌「浜辺の歌」。透明感としなやかさをあわせ持つ歌声で、エンディングに流れる主題歌も担当している。
 その過去も現在の暮らしもミステリアスな古海を追って、様々な場所でロケ撮影が敢行されたが、満潮時の幻想的な映像が印象的なのは、千葉県木更津の江川海岸。日本のウユニ塩湖と呼ばれる海岸がスクリーンに収められた。
 スタイリッシュな映像で描き出す、大人のための愛の物語が完成した。

それが彼の別れの言葉。

予告編